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設計事務所というとデザイン優先のイメージがありますが、
安全面にも配慮した設計を行っています。
いくらカッコイイ家でも、ちょっとした地震で倒壊しては、
目も当てられません。
そのため、基本的には建築基準法の約1.5倍を目指して
設計をしています。
そして、コチラが計算ソフトを用いて計算している様子です。
壁が偏ってないか、建物に対して壁が不足していないかなどから、
建築基準法に適合するように計算しています。
作業中は充足率が数パーセント足りないや偏り過ぎなど、
耐力壁を入れるたびにハラハラしながら数値と睨めっこ状態です。
全ての項目に〇がついたら、やっと安堵できる思いです。
最近では南海トラフ地震が懸念されるので、
特に安全面には気を付けていきたいですね。
まるっと一日半程かけてじっくりと古民家の建物調査を行った
古民家耐震化プロジェクト。
現況の建物の間取りや高さがどうなっているのか。
どのように梁が架かっているのか。
スケール片手に寸法を測りながら、描いた本人しか分からないであろう
スケッチを頼りに地道に図面化を図っていました。
断片的で暗号のようなスケッチが...
一本の線に繋がったかのように全体像が浮かび上がってきました。
この様に図面化すると非常に分かりやすい。
調査した自身もどんな造りなのかようやく理解できました。
それと同時に...
建物の全貌が明らかになればなるほど
何とも難しい耐震化になるのだろうなぁ~と気付いたり...
一筋縄ではいかないほど、ドキドキが止まりません。
(動揺しているのでしょうか、いやきっとM体質なのでしょう。)