岐阜で住宅・店舗設計やリフォーム・リノベーションなら向井建築事務所

28年前、建築当時の現場監督さんを想像する手掛かりが
所々にあるのもリノベーションならではの光景です。

躯体に描かれた逃げ墨。
通り芯から30センチ逃げた位置を示している線です。
「三00ヨリ」と漢数字＆カタカナで書かれてるので
ベテランの監督さんだったと推測します。

我々の仕事も再度リノベーションされ
仕事具合、掃除具合等を後世にお披露目する事もあるので
しっかり恥じない仕事をと現場のみんなで申し合わせました。

写真、左側は、解体工事が進み、壁の骨組みである柱が見え
右側の壁の向こうは、クライアントご家族が暮らす空間で
この壁が境界になっています。

住みながらの工事進行で、クライアント、現場関係者
お互いに気を使いますが
毎日、現場の進み具合を感じて頂けるし
毎日、顔を合わすとお互いの距離感も近くなるかなと
思っています。

先週末、第一回定例会議がありました。

以前リビングだった場所に、テーブル、椅子を設置し
定例会議スタート。
主な議題は、工事進捗状況、屋根材の色検討、断熱材問題等を
協議させて頂き、奥様のお心使いで、コーヒーをご馳走になりながら
平和な第一回の定例会議でした。

解体工事が始まりました。
天井、壁仕上げが撤去され、コンクリート、屋根の鉄骨が
あらわになってきました。

解体してみると、あるはずの断熱材が無かったり
キッチン下で水漏れがあったり
想定外の事もありましたが
毎週の定例会議で最善策を考えながら進めます。

クライアントが住みながらのリノベーション工事で
ご不便等を心配してましたが、
仮設で炊事環境、テレビ、ネット配線等を整えさせて頂いた結果
思ってた以上に快適との事で一安心です。

「公園前のリノベーション」
昨日、解体前のお清めをさせて頂き、現場スタートです。

比較的新しい、築26年、鉄筋コンクリート造の住宅を
断熱性能の向上、キッチン、お風呂等水廻りを中心に
リノベーションさせて頂きます。

クライアントご家族が、お住いになりながら
工事をさせて頂く計画で、ホコリ、音の問題等
仮設計画に留意しながら工事を進めます。

今週は、住居エリアと工事エリアを分ける養生を行い
来週から解体開始です。