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きさらぎ町のリノベーション

骨のみ。

by 向井 一比古

解体完了です。
見事に骨組のみとなりました。
新築でしたら、上棟の日の夕方、ブルーシートを掛け終った時の風景です。

次は、垂直・水平がどれだけ狂っているかを測量し
出来る限り垂直・水平を取り戻す補強を検討。
その際、耐震性能の向上も目指し、金物補強、材料補強を同時に考えます。

これから、痩せて少し姿勢が悪くなった骨組に
適量の筋肉をつけ、姿勢を正す工程に入ります。

骨組登場。

by 向井 一比古

解体が進み、瓦が落され、泥壁も撤去され
木造の軸組が露わになってきました。

細めの柱、頼りない筋違が現れ、骨組の補強を考えさせられます。

床下は、想定内の状態で、丸太を大引きに使っており
建築当時、製材した木材は貴重であり、高価だったのかも知れません。
使われている材料や仕事の仕方が、当時の造り方、考え方を
彷彿させてくれるのが、面白かったりしますが、同時に補強どうするよ・・と
違う問いが頭をよぎります。さすが、築70年ディープです。

解体開始。

by 向井 一比古

お祓いから、2週間程の準備期間を頂き
本日から解体工事が始まりました。

コンクリートブロックが解体され、建具も外れています。

本来の解体工事ですと、最初に屋根瓦を外し、その後は重機が建物を
齧るように、バリバリと解体していくのですが、リノベ―ションの解体は
木造の骨組みを残しながら、使わない部分のみを撤去する解体です。
ちょっと強面の解体屋さんに、丁寧に解体、撤去をして頂いてます。

解体お祓い。

by 向井 一比古

先日の大安吉日に、解体お祓いをさせて頂きました。

解体お祓いは、地鎮祭と同じく、工事の安全祈願、 家の繁栄を祈願と
今まで無事に住まわせてもらったことに感謝し、解体工事も滞りなく
終わるように祈願します。

今週から敷地周辺のブロック解体、屋根瓦の撤去等から
工事が始まっていきます。使える既設部分を大切に使いながら
現代の生活スタイルにフィットする空間を造る
リノベーションのスタートです。

VE完了。

by 向井 一比古

見積開封から2週間程、熟慮したVEが完了しました。
少し贅沢だった部分をシンプルに整えた感じです。

外観は、上記のようになる予定。
左側のボリュームが築70年の建物で、右側が40年程前に増築された部分です。
屋根瓦を軽いガルバリュウムに葺き替え、窓のカタチもプランに応じて変更し
築70年と増築部分
2つのボリュームの個性を活かしたファサードになりました。

今週、日曜日にお祓いをさせて頂き、工事スタートです。

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