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現場ブログ

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傾斜地の家

現場変更

by 小川 賢二

一生懸命に作図した図面でも、やはり全てを描ききれている、
という様な事などあり得ません。
威張って言う事でありませんけどね。

毎週の定例会議で現場にお邪魔するたびに、
何かしらの新しい発見をしたり、問題点に気付き、
そして、その解決策を話し合います。

ポストの内側で、外からは見えない部分の部品です。
大工さんと家具屋さんで作ってきてくれました。

前回の会議の時に、ポストの事で少し気になった点があったのですが
図面には描いていない、すなわち、予算をみていない部分なので、
割と遠慮をしながら、ひとつの提案をさせて頂きました。

それを受けて、今回出てきたのが、この部品。
僕の要望を、軽く超えた物を造ってきてくれました。

物を造れば、人を動かせば、お金がかかります。
けど、工夫と少しの手間を惜しまない事で、かかったお金以上の
価値が生まれると思います。
それを言わなくても、自ら行ってくれる、
そんな人達との仕事は気持ちが良いです。

床暖房

by 小川 賢二

日当たりの悪い家に住む僕には
とても羨ましい設備。
床暖房が施工されていました。

銀色のパネルの中に配管が通してある、ガス温水床暖房です。
このパネルの上に、無垢のフローリングを張っていきます。
床暖房なら、空気も汚れないですし、お子さんが火傷する、
なんて事故も起きませんから安心ですよね。

オール電化とする住宅も多いですが、都市ガスがきている地域なら
床暖房や、ガスストーブなど、あったかアイテムに強いので
ガスを使うのはオススメです。
プロパンガスよりランニングコストも有利ですし。

これから住宅をお考えの方には、周辺の環境とか広さとか、
そういった事と同じように、設備インフラの状況も
検討する項目にいれられるのが良いかもしれませんね。

日当たりも都市ガスもない家に住む、僕の心の叫びです。

だいたい全部決める

by 小川 賢二

設計事務所の仕事は、設計と監理にわかれます。

設計は文字通り、図面を作る作業。
監理は、工事現場で図面通りに工事が進んでいるかをチェックしたり、
図面段階より具体的に、色や素材を指示したりします。
この監理は、設計と同じか、それ以上に重要だと思っています。

子供部屋の壁掛けエアコンの設置位置を検討している、監理業務のひとこま。
こんなの業者さんに任せておけば良い、というわけにはいきません。
監督さんに即席で、エアコンの大きさのベニヤを用意して貰いました。

同じく、コンセントの位置とか、照明の位置とか、そんなことも全部、
現場で決定していきます。
もちろん、僕の独断ではなく、クライアントの意向をお聞きしながら。

服を買う時、ポケットの位置とか、ボタンの色とか、裏地の素材とか、
色々と気になるじゃないですか。
数千円の物であっても、納得してお金を払いたいですよね。

ましてや、住宅なんて、とても高価な物。
監理がある事によって、より多くの物事を自分達で納得して決定していきながら、
家造りを進められると思っています。

板金

by 小川 賢二

外壁の一部を板金(ガルバリウム鋼板)の横葺きで
施工してもらっています。

今では、瓦以外の屋根は、ほとんどがこのガルバリウムで
作られている事が多い事からもわかる様に、
雨水に強く、メンテナンスも容易なので、外壁に使う事も多いです。
意匠的なアクセントにもなりますし。

しかし、金属の板を曲げて作っていく性質上、
細かな部分の納まりが難しい所もありますので、
顔なじみの板金屋さんではありますが、細部にわたって
打合せをさせて頂いてから、施工して貰っています。

お蔭様で、現場ではとても丁寧な仕事をして頂けています。

何気なく置いてあった、板金製の灰皿。
もしやと思って聞いてみると、板金屋さんの手作りでした。
なんで四角じゃないのか、との質問には、
四角なんか誰でも作れるし、難しい方が面白いやろ、との事。

小さな事とはいえ、挑戦を忘れない姿勢。
そういう方々との仕事は面白いです。

by 小川 賢二

「ここも箱にしますか?」

弊社の現場で、よく飛びかう会話の1つです。
何かというと、これ。

ベニヤでできた、文字通り箱なんですが、
物を入れるわけではなくて、ひっくり返して天井に設置します。
天井に四角い凹みを作って、その奥にダウンライトを付けることで、
照明器具の存在感を和らげる効果を狙っています。
主に、パブリックな空間では、こうしたひと手間をお願いしています。

箱は天井だけではなく、インターホン等の厚みのある機器を壁に付ける時にも
壁に箱を作って、壁面から機器が飛び出さない様にします。

箱自体はベニヤですし、大工さんにしてみれば作るのも朝飯前。
ですが、仕上がった時の空間の印象の違いは大きいと思っています。

「シンプル」というのは、過度な装飾をしないという事だと思いますが、
手を掛けない簡素な事を、それと勘違いしてはいけないと思っています。

手間を掛けてシンプルさの質を上げる、そんな仕事を目指しています。

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