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一宮北方町のリノベーション

防犯対策

by 渡邊 隆弘

一宮北方町の家は、過去の苦い経験から
防犯対策に力を入れています。
セキュリティ会社による警備はもちろんのこと、
日々の雨戸の開け閉めは必ず行っているとのこと。

毎日の労力、負担は極力少なくしたい。
登下校、出勤ルートの時間の短縮等、できる限り無駄をなくしたい。
炊事洗濯をスムーズに行いたい等々。
楽をしたいのが人間の本能だと思います。

防犯対策においても、窓に面格子を付けたり
大きな開口部にはスイッチ一つで開閉できる
シャッターと追加したりと、そんな改修も行います。

安心安全に暮らすことが第一です。

モノづくりの思考

by 渡邊 隆弘

今までご紹介したリノベーションの内容については、
住宅を設計する上で、特別なことでは無いように思います。

・生活スタイルをイメージした間取りであること。
・明るく広い、居心地の良い空間にすること。
・雑多なものは隠せるような適切な収納場所を確保すること。等など...

家を建てることは安い買い物ではありません。
多くの方は、何十年というローンを組むことでしょう。
納得のいくものじゃないと、楽しい家づくりや生活を送ることが
苦痛となりかねません。
その様にならない為に、はじめにどれだけ想定される事柄をイメージして
設計に盛り込めるかが重要ではないでしょうか。


この写真が今回のリノベーションを行うこととなった原因を
物語っている様に感じます。
ソフト面だけではなく、ハード面でもシンプルに考えることは重要です。
はたして、手の届く範囲にオペレーターハンドルが必要なのだろうか?
面白いオプションではあるが...
モノづくりに携わる者としては、見れば見るほど歯がゆいものであります。

鉄骨造の建物

by 渡邊 隆弘

一宮北方町の建物は、鉄骨造で出来ています。
鉄骨造の建物はといいますと、
木造の建物と比べると、耐力壁があったり、
梁を受ける柱が細かく建っていたりという様に
リノベーションをする上で、構造的な制約が少ないと言えます。

また、柱の間隔を長く飛ばせるため大きな空間を
造ることが出来ます。

LDKを繋げ、また間仕切壁は設けるのですが
天井を一体とすることで、空間を一体とし
より広く感じるようにします。
そんな構造的なメリットを最大限に活かします。

家族が集う場所

by 渡邊 隆弘

子供たちが大きくなると、各々の部屋へ閉じこもったり
しがちなのですが...
こちらの子供たちは、LDKで多くの時間を過ごすとのこと。
学校から帰ってきても、ダイニングテーブルで勉強し、
親さんの目の届くところで遊ぶ。
自分たちの2階にある部屋は寝に行くだけ。
非常に良いことだと思います。

そんな子供たちの為にLDKの近くに
スタディースペースを設けました。

天井までない間仕切壁兼用の収納棚の向こうには
ダイニングキッチンがあります。
今までのような良い生活リズムを活かしながら
勉強道具などの雑多になりがちなものを上手く隠す計画です。

ダイニングキッチン

by 渡邊 隆弘

リビングと同じくメインで利用されるダイニングキッチン。
今のキッチンは、リビング、ダイニングとは分断された場所にあり、
日中でも少し薄暗い感じがします。

現状の問題点としては...
決して、狭くはありません。むしろ広いくらいのスペースなのですが、
折角の収納場所は奥の方にあり、手の届くところに無し。
したがって、近くに出しっぱなし。
2~3歩のところにほしい収納が、5~6歩だと不便に感じます。
これらの点を改善し、明るく使いやすいキッチンへとリノベーション。

リビング、ダイニングと一体となるように計画したキッチン。
今までより広く、明るく、使いやすい収納スペースを確保したものへと
アップグレードします。

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