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学園町のリノベーション

第2回打合せ

by 小川 賢二

初回プレゼンを行ってから3週間程。
ご家族での話し合いが進んで、一度相談したいとの事で
2回目の打合せに行ってきました。

リノベーションのA案、新築のB案、それぞれに対して
色々なご意見を頂きました。
図面の上で、家族の生活をなぞって頂く事で、
使いやすそうな所、使いにくそうな所、
足りていること、足りていないこと、
必要な部屋、不必要な部屋、
それが段々と見えてきます。

新築にしてしまえば、予算の壁はあるとはいえ、
ある程度、希望する事が実現できる。
ですが、建物への愛着や、予算の事を考えると、
もう少し何かを工夫すれば、リノベーションでも叶うんじゃないか?
そんな葛藤が続いていまして、まだ方針は固まりませんでした。

頂いたご意見を基に、それぞれのプランの訂正を行い、
もう少し検討を続けて頂く事にします。

何度でも、納得のいくまで。
基本計画の段階では、この姿勢を大事にしています。

物干しスペース

by 小川 賢二

今回のプロジェクトで解決したい問題の1つ。
物干しスペースです。

今の物干しスペースは2階の個室の窓の外、
1階の屋根の上のバルコニーです。
ご覧の通り、踏み台を置いて、ヨッコイショと1段上がる。
それだけでも大変そうですが、そもそも2階ですから、
重たい洗濯物を抱えて階段を上ってこないといけません。
乾いて取り込んだ衣服は、また1階へ。
どう考えても、非効率です。

自分の部屋に、この感じのバルコニーが付いているというのは
子供の時なら、意味もなく嬉しいスペースですが、
家事をされる方からしたら、楽しくもなんともないでしょうね。

他の家事と同時進行という事も多いでしょうから、
洗濯だけではなく、家事全般の効率が上がる様な
プランを提案していきたいと思っています。

駐車スペース

by 小川 賢二

初回のプレゼンを済ませ、
現在は、クライアントにご意見をまとめて頂いている状況です。

プレゼンの前に、ご要望は細かくお聞きしますが、
予算や構造等の理由もあり、全てを反映できることは少なく、
こちらでご要望をある程度選別してプランをご提案しますので、
いきなりバッチリ理想通り、ということは、あまり無いと思います。
そこは僕らも想定内ですので、これから打合せを何度も繰り返して
理想に近づけていきましょう、というのが設計事務所のやり方です。

さて、今回はリノベーション若しくは新築、というプロジェクトですが、
どちらの場合でも実現したいご要望があります。
それは現地を調査した時に、流石に僕らも感じました。

駐車の難易度高すぎます!
幅も長さもキッチリ。
お客さん用のスペースも無いですし、
しっかり改善したいポイントの1つです。

初回プレゼン

by 小川 賢二


初回のプレゼンをさせて頂きました。
リノベーション案と新築案の2つをご提案してきました。

クライアントからもご意見頂きましたが、
リノベーション案では、既設の柱や壁の位置を極力守りたいのもあって、
どうしても間取りの自由さが制約されてしまいます。
それに比べて新築案では、希望する内容を詰め込む事ができます。

ですが、コストや工期の面では、リノベーション案の方が有利。

やりたい事と、その重要度、それにお金。
そのバランスをご検討頂いて、今後の方針が固まっていくと思います。

さて、プレゼンを行った既設建物の応接間には、
大きな本棚があり、事典や図鑑、歴史書や美術書、
歴史的仮名遣いで描かれた古い漫画等、
書籍がビッシリと並んでいます。
頻繁に手に取る物ばかりではないと思いますが、
会話の中で、クライアントにとって思い出の深いコレクションだろうなと
お見受けしました。

リノベーションでも新築でも、家事の利便性や、生活のしやすさ等を
向上させるというのは当然ですが。
今まで積み上げてきた歴史や思いの様な物を、
うまく新しい生活に引き継いでいくというのも大事かも。

大量の書籍の仕舞い方、ひとつ今後のポイントになるかもなぁ、
とぼんやり思ふ。

リノベーション案

by 小川 賢二

リノベーション案のスケッチをしています。

現地調査をして作図した、既設建物の平面図の上に
トレーシングペーパーを置いてのスケッチ。
木造住宅のリノベーションなので、当然のことですが、
柱や壁を無条件に取っ払って、構造が強化されるわけがありません。
基本的には、今ある構造体をなるべく触らずにできたら一番良い。
それでも、どうしても変更せざるを得ない箇所については、
他の部分で補強をしながら、構造のバランスを崩さない様にします。

そうしたことから、既設図面の上でのスケッチは、
ある種、パズルの様な作業になりますが、部屋の配置や動線まで
下の図面をなぞってしまっては意味がありません。

建設当時とは違っている現在の家族構成や生活スタイルに合わせて、
新築するのと同じように、劇的な変化を生み出したいものです。

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