株式会社 向井建築事務所

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学園町のリノベーション

窓の外

by 小川 賢二

定例会議の前には、建物の中をグルッと見て周る様にしています。
1週間分の工事の進捗状況を確認しながら、気になる点を探します。
今回は2階の窓からの景色に目が留まりました。

天気が良いのもあって、明るくて気持ちがいい。
それに、南側のお宅は平屋で瓦屋根しか見えないし、
さらに奥の住宅も、あんまりコッチを見ていない感じ。
それ故の、解放感。

クライアントのご要望で、ここにはアルミ製のバルコニーの設置を
予定していましたが、この景色を一緒に見ながら、
「取止めにしませんか?」とご提案。
隣りで眺めるクライアントには、2つ返事で快諾して頂きました。

想定していた布団干しも、ちょっと夜風にあたるのも、
「別に屋根の上に直接でいいじゃん」と思えるくらい、
ここに既製品のバルコニーは相応しくないです。

これは残念ながら、僕らも設計の段階では把握しきれていませんでした。
実際に建物ができてきて、そこから見て初めてわかる事。
そういう事は沢山あります。

なので、現場で「見て」「考える」事がとても大事なんです。

断熱材施工

by 小川 賢二

定例開始と共に、町内に響き渡る太鼓の音!
町内というか、何故か知りませんが、現場に向かって
叩いてくれています!

この町内では、昔からお祭りでは太鼓の演奏が行われている様です。
朝寝坊をして、太鼓の音で叩き起こされる事もあったとのこと。

打合せメンバー勢揃い、みんなでパフォーマンスを拝見して、
しっかり目を覚ましてから、定例会議を行いました。

さて現場は、壁に発泡ウレタンの断熱材がビッシリと施工され、
天井にもグラスウールがたっぷりと敷き込まれています。

力強い太鼓の音までは遮断できませんが、
気密性や防音性が随分と高まり、居住性が確実にアップしつつあります。

電気設備

by 小川 賢二

照明器具やコンセント等の位置を
電気屋さんが用意してくれた施工図を基に検討しています。

原案は、弊社が設計時に決めたものですが、
実際の空間に身を置いて、改めて図面を見てみると
やはりイメージと違う部分が出てきます。

頭の中で図面上を歩き回って、
玄関に入ったらこんな明るさかな、とか
ここで照明を点けて、こっちで消したいな、とか
たぶん携帯の充電はこっちでするかな、とか。
そんな検討を繰り返して、変更案を作っています。

今までの経験と想像力が物を言う作業であると同時に、
設計者として楽しい時間でもあります。

新旧

by 小川 賢二

屋根が架かって、これから外壁の下地工事に入るところです。

画像は、新旧の構造体が入り混じった様子です。
色の濃いワイルドな部材が40年物。
白っぽい爽やかな部材が今回の工事で造った部分です。

今の材料は、工場で製材されて来るので
角もカックカクで綺麗でよいのですが、
昔の材料の、丸太感が全開の表情も悪くないです。
残念ながら天井内に隠れてしまうんですけどね。

そうしてまた、40年位は天井裏で過ごして頂いて
次は80歳の姿で日の目を見るのかもしれません。
なんだかタイムカプセルの様。
どこかにコッソリ落書きでもしておこうかな。

と、40年前に同じように思った大工さんが
ノラクロでも描いててくれたら、とてもロマンチックでしたが、
見た感じ、すごく真面目に仕事をされた様です。

現場変更

by 小川 賢二

新築とリノベーションの、一番の違いは
現場を見ながら、設計変更をしたくなる所かもしれません。

建て方の後、2階に上がって、骨組みの状態の室内を見渡した直後、
窓の形状や大きさを変更しましょうと、ご提案しました。

想定していた柱や梁の位置が、実際は少し違っている所があって。
窓の形変えてもいいんじゃん!と、もっと窓大きくできるじゃん!が
発覚した為です。

事前の調査の段階で、もっと精密に調べる事ができていたら
こんな事にはならないわけですが、そんなのはっきり言って無理ですし、
これはこれで、リノベーションの面白さだと自己暗示をかけて
更なる変更箇所を探して周りたいと思っています。

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